眩いばかりの映りこみ。彫りの深いボディラインを持つDSシリーズならではのお楽しみです!
運転して良し、眺めてまた良し、実に贅沢なクルマです。
ところで、写真中央上のクォーターウィンドウに新素材が用いられているのをご存知でしょうか?
この素材は、日本の「帝人化成」が開発したポリカーボネイト樹脂「パンライト」。
DS5用のクォーターウィンドウは、同社とドイツの「フリーグラス」社との共同開発によりシトロエンに供給されています。
昨今の、燃費改善や車両の軽量化のニーズの高まりに伴って、「グレージング」・・・樹脂などにより射出成形される、ガラスや金属の代替部品・・・の採用は拡大の一途を辿っています。
従来のガラスと比較して、軽量であること、耐衝撃性が高いこと、そしてこれが肝心・・・成形が不可能であった複雑なデザインが実現できること、などのアドバンテージが考えられます。
おやおや、これってシトロエンにはうってつけの技術ではあるまいか?
やがて、もっともっと自由なデザインのシトロエンが発売される日が来るかもしれませんね。
※フリーグラス社(ドイツ)は、樹脂グレージング分野における世界的なマーケットリーダーです。世界的な自動車ガラスメーカー、サンゴバン社(フランス)の子会社です。