(写真はセミトレーラーです)
帰り道の国道17号バイパスや国道16号で、時々「クロネコヤマト」や「佐川急便」等々、大手物流のトラックに追随することがあります。
一般的に大手のトラックは安全運転です。時には法定速度を下回っていることもあり、ちょっくら失礼して「追い越し」を・・・
そして、トラックの側に出てから気づきます。
「長っ・・・トレーラーだった」
猫やら飛脚やらのマークに気を許してはいけません。
日々、小口の配達に来てくれる2トン車ではありません。
これは夜の幹線道路に現れる、ターミナル間を結ぶ締切り便です。
そう、全長20メートル近くにもなる「フルトレーラー」を追い越そうとしているのです。
フルトレーラーの側を走るのは嫌なものです。
「早く追い越してしまいたい」心理は、焦りに、時に事故にも繋がります。
予めトレーラーだと分かって追い越すならば、そうそう驚きはしないんですけどね。
そこで、憶えておくと良いのが「三角の反射板」のこと。
トレーラーの後端には▲マークの「後部反射器」を備えることが義務付けられています。
私達乗用車ドライバーは、前を走るパネルバントラックが4トンなのか、10トンなのか、それともトレーラーなのかを判断することができません。
そんな時は▲マークを確認しましょう。
▲マークを追い越すならば、十分な安全マージンを確保して「覚悟を決めてから」臨むべし・・・
道路運送車両の保安基準の細目を定める告示
第210条の二
被牽引自動車に備える後部反射器の反射部は、正立正三角形又は帯状部の幅が一辺の5 分の1 以上の中空の正立正三角形であって、一辺が1 50mm 以上20 0mm 以下のものであること。
そこそこに大きな、正立した赤い三角形の反射器が車体の両脇についていればそれはトレーラーです。