昨週末の24日~26日、WTCC・2014 FIA 世界ツーリングカー選手権シリーズ JVC KENWOOD 日本ラウンドが三重県、鈴鹿サーキットで行われました。
レース1ではシトロエン C-Elysee (ホセ-マリア・ロペス)が優勝いたしました。
この勝利によって、シトロエンは参戦初年度にもかかわらず「マニュファクチャラーズ」「ドライバーズ」の両部門のチャンピオンの座を手に入れることが確実になりました。
鈴鹿以前のラウンドにおいて「無敵艦隊」の名を恣(ほしいまま)にしてきたシトロエンでしたが、今回の決勝では苦戦を強いられました。
セバスチャン・ローブはスタートに失敗し5番手、先行するシボレー2台を切り崩すことが難しく、結果3番手でゴール。
7周目、2番手を走っていたイバン・ミューラーにアクシデント。通称「デグナーカーブ」でリアタイヤにトラブルが発生して大きくスローダウン。
前日の予選までは磐石の仕上がりを見せていたシトロエンでしたが、決勝では大波乱となりました。
とは言え今回のラウンドで、WRCに続きシトロエン車のポテンシャルの高さが証明されました。
日本にあってはシトロエンのデザイン性の高さにばかり目が向いてしまいがちですが、どうしてシャーシの性能も高いレベルにあることを広く知らしめることができました。
「C-Elysee」が日本に導入されていないのは残念ですが、これを機会に新しいシトロエンファンが増えてくれるなら・・・こんなに嬉しいことはないですね。